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悪性リンパ腫とはどの様な病気ですか?

血液はいろいろな種類の細胞から構成されていますが、それらのうち「リンパ球」という細胞が、がん化し、体の中のリンパ節でかたまり(腫瘤)を作る病気を悪性リンパ腫といいます。これは血液中の細胞が、がん化して起こる血液のがんの一つです。悪性リンパ腫は、腫れたリンパ節や腫瘤を切り取って顕微鏡で観察した組織像のちがいにより「非ホジキンリンパ腫」と「ホジキンリンパ腫」に分けられます。日本人では非ホジキンリンパ腫の割合が多く、悪性リンパ腫の大部分を占めています。首やわきの下、足のつけ根にはリンパ節が多く集まっていますので、これらの部位に腫瘤ができるとグリグリとした腫れがみられます。このほか、腹部のリンパ節に腫瘤ができると尿が出にくくなったり、胸のリンパ節に腫瘤ができると咳が出やすくなることがあります。なお、がん化したリンパ球が骨髄や血液で増える病気は急性または慢性リンパ性白血病とよばれます。

血液中のリンパ球ががん化 → がん化したリンパ球がリンパ節等でかたまりを作って増える → 悪性リンパ腫 ・非ホジキンリンパ腫 ・ホジキンリンパ腫、血液中のリンパ球ががん化 → がん化したリンパ球が骨髄や血液で増える → ・急性リンパ性白血病 ・慢性リンパ性白血病 血液中のリンパ球ががん化 → がん化したリンパ球がリンパ節等でかたまりを作って増える → 悪性リンパ腫 ・非ホジキンリンパ腫 ・ホジキンリンパ腫、血液中のリンパ球ががん化 → がん化したリンパ球が骨髄や血液で増える → ・急性リンパ性白血病 ・慢性リンパ性白血病

悪性リンパ腫の分類にはどの様なものがありますか?

悪性リンパ腫の大部分を占める非ホジキンリンパ腫は、B細胞性とT/NK 細胞性に大別され、B細胞性非ホジキンリンパ腫はさらに複数の疾患に分類されます。病気の進行がゆっくりで何年間も進まないものもあれば、進行が早く早急な治療が必要なものもあり、それぞれ性質(悪性度)が異なります。

[進行:ゆっくり] 低悪性度非ホジキンリンパ腫、ろ胞性リンパ腫、MALTリンパ腫、小細胞性リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、びまん性大細胞型リンパ腫 [進行:はやい] リンパ芽球性リンパ腫、バーキットリンパ腫 [進行:ゆっくり] 低悪性度非ホジキンリンパ腫、ろ胞性リンパ腫、MALTリンパ腫、小細胞性リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、びまん性大細胞型リンパ腫 [進行:はやい] リンパ芽球性リンパ腫、バーキットリンパ腫

「ゼヴァリン®によるRI標識抗体療法」の対象は、ゆっくり進行するタイプの非ホジキンリンパ腫である「低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫」または「マントル細胞リンパ腫」の患者さんです。

悪性リンパ腫と診断されたら、CTスキャンなどの画像検査を行ってがんの進み具合(病期)を評価します。病期はがんの広がり具合をもとにⅠ期、Ⅱ期、Ⅲ期、Ⅳ期の4つに分類されます。

[Ⅰ期] 体の左右どちらか一方の首のつけ根、わきの下など、1つのリンパ節領域に病変がとどまっている。 [Ⅱ期] 横隔膜を境界として、その上または下のいずれか一方に限局して2つ以上の病変がある。 [Ⅲ期] 横隔膜の上下、両方の範囲に病変が及んでいる。 [Ⅳ期] 肝臓や骨髄などリンパ節以外の臓器に広範囲に病変が及んでいる。 [Ⅰ期] 体の左右どちらか一方の首のつけ根、わきの下など、1つのリンパ節領域に病変がとどまっている。 [Ⅱ期] 横隔膜を境界として、その上または下のいずれか一方に限局して2つ以上の病変がある。 [Ⅲ期] 横隔膜の上下、両方の範囲に病変が及んでいる。 [Ⅳ期] 肝臓や骨髄などリンパ節以外の臓器に広範囲に病変が及んでいる。

悪性リンパ腫の治療法にはどの様なものがありますか?

B細胞性の悪性リンパ腫には、化学療法やリツキシマブ単剤または併用化学療法、放射線療法、「ゼヴァリン®によるRI標識抗体療法」などが行われます。治療はこれらをそれぞれ単独で、または組み合わせて行います。悪性リンパ腫の治療方針は、リンパ腫の種類(悪性度)のほか、がんの進み具合(病期)や病気の進行に影響する因子(予後因子)などを総合して決めます。

進み具合(病期)、リンパ腫の種類(悪性度)、進行に影響する因子(予後因子)→ 治療方針 進み具合(病期)、リンパ腫の種類(悪性度)、進行に影響する因子(予後因子)→ 治療方針

CHOP療法、R-CHOP療法、フルダラビン単剤療法、フルダラビン・リツキシマブ併用療法、自家移植併用大量化学療法、同種移植など様々な治療法があります。患者さんに適した治療法の選択について医師とよく相談してください。

[低悪性度B細胞性非ホジキリンパ腫・マントル細胞リンパ腫の代表的な治療法] CHOP療法、R-CHOP療法、フルダラビン単剤療法、フルダラビン・リツキシマブ併用療法、「ゼヴァリン®によるRI標識抗体療法」 [低悪性度B細胞性非ホジキリンパ腫・マントル細胞リンパ腫の代表的な治療法] CHOP療法、R-CHOP療法、フルダラビン単剤療法、フルダラビン・リツキシマブ併用療法、「ゼヴァリン®によるRI標識抗体療法」