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臨床試験[国内第Ⅱ相試験]

  • 臨界毒性(安全性主要評価項目)
  • 有害事象(安全性副次評価項目)
  • 副作用(安全性副次評価項目)

臨界毒性(安全性主要評価項目)

ゼヴァリン®イットリウム(90Y)を11.1MBq/kg投与した18例において臨界毒性の発現は認められなかった。ゼヴァリン®イットリウム(90Y)を14.8MBq/kg投与した22例では2例(9.1%)にグレード4の血小板減少の臨界毒性が認められました。
いずれの投与量でも臨界毒性の発現率は統計学的に50%を下回り、帰無仮説は棄却されました。

【臨界毒性の基準】
  • ①グレード4(10,000/mm3未満)の血小板数減少を発現した症例
  • ②血小板数の増加を図るために血小板輸血に加えて他の手段(例えば、HLA適合血小板輸血やクロスマッチ陰性血小板輸血)を施した症例
    (照射濃厚血小板輸血などは含めない)
  • ③血小板輸血が無効で生命を脅かす出血をきたした症例
  • ④ゼヴァリン®インジウム(111In)又はゼヴァリン®イットリウム(90Y)の副作用のため死亡した症例

有害事象(安全性副次評価項目)

ゼヴァリン®イットリウム(90Y)が投与された安全性解析対象例45例のうち、44例(97.8%)に1件以上の有害事象が発現し、39例(86.7%)には1件以上のグレード3又は4の有害事象が発現しました。全有害事象の発現率及びグレード3以上の有害事象の発現率について、投与前血小板数100,000/mm3以上150,000/mm3未満と150,000/mm3以上の患者群間に大きな差は認められず、有害事象による投与中止例はみられませんでした。

副作用(安全性副次評価項目)

ゼヴァリン®イットリウム(90Y)が投与された安全性解析対象例45例のうち、43例(95.6%)に副作用が認められ、39例(86.7%)には1件以上のグレード3又は4の副作用が認められました。

主な副作用は血液毒性で、好中球数減少が84.4%(グレード3以上68.9%)、血小板数減少が86.7%(グレード3以上64.4%)、白血球数減少が84.4%(グレード3以上68.9%)に認められた。血液毒性の多くは一過性で回復可能でした。

10%以上に発現した非血液学的副作用は、血中乳酸脱水素酵素(LDH)増加、倦怠感、頭痛、便秘、ビリルビン増加、口内炎、発熱、ALT(GPT)増加、AST(GOT)増加、尿中血陽性、食欲不振、皮下出血、下痢、悪心、鼻咽頭炎、咳嗽、上気道の炎症でした。

血液毒性に関する分析(40例)

*
最低値が規定した回復値以下を示した症例を対象とした解析
〈回復値〉
好中球数:≥1,000/mm3(グレード2)、血小板数:≥50,000/mm3(グレード2)、ヘモグロビン量:≥10g/dL(グレード1)、白血球数:≥3,000/mm3(グレード1)

承認時評価資料(国内第II相試験)
Tobinai K et al.:Cancer Sci., 100, 158(2009)
本試験はバイエル薬品株式会社からの依頼による治験として実施された。